イロドリ便り

当事務所の弁護士&スタッフが、日常の由無し事を綴ります

テミス像について

 わが事務所の入り口(正確には受付のカウンター横)には、女神の像が置いてあります。いわゆる「正義の女神」、テミス像です。
 この像、右手に剣を持ち、左手には天秤を持っています。そして、目隠しをしています。
 「剣」は力の象徴です。裁判の力、法律の力は強いですからね。
 「天秤」は正邪を測る正義の象徴とされています。弁護士のバッヂにもついています(真ん中に天秤、周りにヒマワリの花)。公平の象徴でもあります。
 どちらも持っているのは、剣のみだとただの暴力、天秤だけだと無力、だからだそうです。どちらも備わっていないと、法律は正しく使えません。
 では、目隠しは何故しているのでしょうか? 前にいる人が嫌いで見たくもないからでしょうか?
 これは、偏見を持たない、という意味です。お金や権力に左右されず、憲法14条にある「法の下の平等」を実践するために、目隠しをしているのだそうです(異論もあるそうですけど、大体そんな意味です。)。

 テミス像、意味を知ってみてみると「へぇ~」と思って見ることができると思います。是非、事務所にお越しの際は、像を観察してみてください。

野澤

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