ゴールデンウィークの半ばの5月3日は憲法記念日でした。
　その日、私は、靭公園行われた、「自由と尊厳の祝祭」という集会及びその後のパレードに参加してきました。
　「自由と尊厳の祝祭」の趣旨は、憲法が制定されてから71年が経過することを祝うと共に、憲法が持つ理念を現実のものとするため行われました。
　集会の参加者は、比較的、若い人が中心でした。
　集会の参加者には、スタッフが作成した手作りのプラカード（段ボールにペイントしたものですが、一つ一つ柄や色が違う物でした）が配布されました。
　集会後のパレードでは、靭公園（本町）から元町中公園（難波）まで、御堂筋の大通りを、プラカードを掲げて行進しました。先導の車から流れてくるPOPで陽気な音楽に合わせて、プラカードを振りながらパレードは進んでいきました。楽しそうな雰囲気につられてか、道路わきを歩いていた人も、飛び入りで参加してくれました。
　私は、弁護士の立場で、パレードの進行の際にトラブルが生じないよう見守る役目を担っていましたが、そんな私も、楽しい気持ちになりました。

　憲法に関しては、いろいろなメディアを通じて、改正をすべきか否かについて議論されています。その中で、よく耳にするワードは、憲法9条の改正の話です。
　多岐にわたる意見がありますが、現在の憲法が制定されてからの71年間、日本が他国から侵略を受けたり、他国を侵略したりせず、平和であったことは間違いありません。
　そのような現状の中で、本当に憲法を改正する必要があるか否かは、今置かれている日本の状況、自衛隊の現状、そして、憲法の本質的な役割を、きちんと知ってから判断しても遅くないように思います。
　というわけで、私の所属する大阪の弁護士の団体が作成した、憲法に関する疑問をQ&A方式でお答しているホームページ「憲法ドットコム　What,sけんぽう」のご紹介です（笑）。
　難しい本を読むのは大変ですが、このホームページなら、改正が議論されている憲法について、より簡単に勉強できると思いますので、是非とも利用してみてください！
　アドレスはhttps://whats-kenpou.com/です。
　よろしくお願いします。

弁護士　西川 裕也