とても衝動的に、寒い日本から逃れたいと思い、常夏のサイパンへ行ってきました。
　現地に到着すると、照りつける太陽、澄み渡る真っ青な空が目の前に広がり、真夏の陽気です。
　バギーに乗って横を走るおじさんが英語であいさつしてくれ、私も英語でかえして（授業外で初めての英語の使用）、初めての海外をエンジョイしました。そして、私の今回の旅の目的はマニャガハ島です。
　サイパン島から船で15分くらいの場所にある無人島には、世界有数の美しさと評されるビーチがあります。ビーチに到着すると、透明度が高いあまり、足元で泳ぐ熱帯魚が肉眼で見えました。美しいという言葉に尽きるばかりです。
　ただ、その美しさとは対照的に、マニャガハ島には旧日本軍が使用した砲台や座礁した潜水艦、崩落して内部の鉄筋がむき出しになったコンクリート壁があります。70数年前、激戦を繰り広げて多数の死傷者を出した戦争を垣間見たようでした。
　決して自然に同化することなく、異彩な様子を醸し出している光景は心に留めておくべきものだと感じました。
　今、座礁した潜水艦は熱帯魚の恰好の棲家となっています。潜水艦と熱帯魚が共生した世界はなんだか自然の逞しさを感じさせるものでした。

　途中で真面目な話が挟まりましたが、総括をすると、サイパンの人はとてもフレンドリーで親切で陽気でした。みなさんにもぜひぜひおすすめしたいです！