何年経っても思い出してしまうな
今年の夏も、酷暑の中、音楽を聴きに出かけました。私は、記憶力がよいほうではなく、いいようにいえば、忘れることが特技です(私の仕事を長く続けるには一定、必要な能力でもあります)。
記憶力はよくないのですが、いい音楽は何年たっても覚えています。
忘れてしまっても、ふとしたきっかけで思い出します。思い出すのは、音だけではありません。音楽を聴いたときの景色や、暑さや、匂い、野外で芝生を踏んだ感覚も思い出します。
忘れていた感覚とそれから何年もの間に経験や思い出を積み重ねた結果、同じ音楽が、また違って聴こえたり、違った歌詞が心に響いたりします。
普段の日々は、目の前のことに追われて、また、左脳(言語や論理的思考を司ると言われています)ばかり使って、右脳(感性や想像力を司ると言われています)をあまり使わないので、鈍くなりがちです。
私の仕事は、論理的思考だけでなく、人の気持ちを想像し、共感する感覚がとても大切です。その感覚が鈍らないように、衰えないように心がけます。
真夏のピークは去りましたが、今年の夏は、地震や大雨などがあり、つい先日も大きな台風がやってきました。
今日の時点で、我が家は停電中で、ベランダも隣の部屋との仕切りが飛ばされてしまっている状態です。。。
平穏に過ごす日々のありがたさを改めて感じます。
平穏な日のベランダから、今年「最後の花火」を撮影しました。
弁護士 牧 亮太