スティールパンとの出遭い
やっと暑い夏が去っていく季節になりましたが、まだまだ残暑は厳しそうですね。
私にとって、この夏は合唱の練習と発表会にあけくれていました。
そんななかで、ある合唱団のコンサートに行ったとき、珍しい楽器に出遭いました。それは“スティールパン”という楽器です。皆さんはご存知ですか?それは弦もなく、ピアノのように鍵盤もなく、とにかく何もないのにドレミの音階が出せるのです。
スティールパンの生まれはカリブ海最南端の島国トリニダード・トバゴ共和国の国民楽器だそうです。ドラム缶から作られた音階のある打楽器で、独特の響きをもった音色が特徴。
このコンサートでは、ブラジリアン7弦ギター(この音色も深みがあります)とのコラボで、カリプソのナンバーや日本の蘇州夜曲や、復興支援の曲まで作曲して演奏してくれました。ドラム缶のようなその楽器に、大きな男の人が、小さな棒で色んな音色をかもしだすのに違和感(というより微笑ましい)はありましたが、なんだかとっても不思議な世界に入ったようで、聞き入ってしまいました。
まだまだ知らない世界や音楽があること、いろんな楽器で平和の歌を演奏してくれたら・・・と心わくわくしたコンサートでした。
事務員 U