イロドリ便り

当事務所の弁護士&スタッフが、日常の由無し事を綴ります

司法修習生が来ています

弁護士の野澤です。

今年から、司法修習生が来ています。

 

そもそも「司法修習生ってなに?」と思われそうなので、簡単に説明します。

司法修習生は、弁護士の卵です。

司法試験に合格しても、今ですと1年間の研修(司法修習と言います。)を受け、卒業試験に受からないと、実務はできません。

弁護士はもちろん、裁判官も、検察官も、同じく1年の司法修習を受けます。

この1年の間に、裁判所、検察庁、弁護士事務所で実務の研修をします。

修習中は、最高裁判所から任命され、公務員のような立場になります。だから守秘義務もあります。

専用のバッジもあります。

 

この司法修習生、今年から、事務所に来ることになりました。

弁護士会がどの事務所のどの弁護士に依頼するか決めて、弁護士がOKしたら受け入れる、という流れです。

色々な関係性がありますが、全て「任意で」受け入れている、ということですね。

現在、絶賛修習指導中です。2か月間あります(1年で2人来ますので、合計4か月です)。

 

弁護士事務所で研修してもらうんだから、弁護士の仕事を余すことなく見てもらわなければなりません。

裁判はもちろん、依頼者との打ち合わせや、書面の検討、電話の応対、さらには、昼間の食事や、移動中に何をしているか、全て見てもらうことになります。

自分自身が、修習生が直に接する最初の弁護士になるわけです(仮に家族が弁護士であったとしても、こんなに長い時間貼り付いて見てもらうことは普通ないでしょうから…)。

なかなか、ドキドキします。

 

一定の実務経験がある弁護士でないと、指導担当にはなれません。

それだけ自分も成長した、ということになるのですが、自分は指導するだけの弁護士なのか、指導するならちょっとええかっこせんとあかんのか、あるがままをさらけ出した方がええのか、とか、色々と考えてしまいます(結局ちょっとええかっこしようとしている気がします。)。

余すことなく、という部分に関しては、おすすめのお昼ごはん(特にラーメン)の店を余すことなく紹介しよう、と意気込んでいるところです。

 

 

というわけで・・・

皆さま、打合せや裁判には、私は司法修習生を連れて参ります。

私の仕事を見てもらうためですので、快く受け入れていただければ幸いです。

(何度も言いますが、守秘義務がありますのでご安心ください。)

また、「余すことなく」見ていただくので、私に対しても遠慮なくご指導ください。

 

 

弁護士 野澤 佳弘

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