イロドリ便り

当事務所の弁護士&スタッフが、日常の由無し事を綴ります

思いは絶やさず…

4月の初め頃、近所で散歩と買い物をしながらお花見を楽しみました。

いつも歩く道ですが、雪景色、新緑など季節によって全く違った景色を楽しめます。

春のお花見といえば桜。青空に映える花を見上げることが多いと思いますが、目線を少し下に向けると、そこにもまたたくさんの綺麗な花々が咲いていました。

 

この写真の白いお花は「ユキヤナギ」です。

 

 

そのユキヤナギのいくつかある花言葉の一つに、「静かな思い」という言葉があるそうです。

 

 

ここ最近はずっと、日常で接する情報に心を痛める日が続いています。

その状況に対して大きな声をあげたり、直接手をさしのべることはできなくても、平和な世界を願う「静かな思い」を心に抱えながら、過ごしている人がたくさんいると思います。

私もその1人です。

日々起きている出来事を知り、自分にできる何かを探しては、無力感をおぼえます。

ロシアでは、お札や硬貨に「戦争反対」と記したうえで使用するなど「静かなデモ」という運動が起こっていると聞きました。

静かなデモは、自由な発言が制限されている中でも、何かできることがないかとそれぞれに考えて辿り着いた結果だと思うと、広がってほしいと思うとともに、自由に声を出せない環境がある現実を感じざるを得ず、複雑な思いになります。

いま目にする現実は、自分では直接どうすることもできない困難な状況ではありますが、全ての人の平和を願う思いは絶やすことなく、少しでも出来ることを日々積み重ねていかなければならないと、改めて考えさせられます。

 

事務局S

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