イロドリ便り

当事務所の弁護士&スタッフが、日常の由無し事を綴ります

赤黄色の金木犀

 朝、出かけるときによく忘れ物をするのですが、マスクを忘れることはなくなるくらいマスクの着用が日常になりました。

 新型コロナウイルスの感染が拡大し、外出が規制され、人との接触も極力自粛するようになりました。
 昔から団体行動は苦手で、人との接触もそれほど積極的ではない傾向のある僕としては、自宅待機できるいい機会だと、4月頃は思ったりしたこともありました。
 しかし、緊急事態宣言以降、仕事の制限だけでなく、ライブやフェスがなくなり、映画館にも行けず、人と食事をする機会も激減すると、そのことがストレスに感じている自分を発見しました。
 音楽は部屋でも車でも聞くことができますし、ライブDVDも映画も自宅のTVで見ることができます。一人であっても、食事は毎日します。
 でも、それでは足りないようです。
 同じ空間にいる人が知らない人でも、話をしなくても、同じ空間を共にしているだけで、音楽や映像など感じ方が違うのでしょうね、きっと。知らない人であっても、何かを共有している人同士で、知らず知らずのうちに、何かを働きかけ働きかけられ、何らかの刺激を与えあっているのだと、そんなことを、このコロナ禍に思いました。

 愛犬ハルと散歩するときもマスクをしていると、外の匂いにも鈍くなります。
 これでは赤黄色の金木犀にも気が付きません。
 はやく、マスクなしで散歩できるようになって欲しいと思う今日この頃です。

弁護士 牧 亮太

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