晴れわたる空に白い雲
今年は、音楽フェスに行ったり、富士山の近くでゆっくりするなど、本当に久しぶりに連休らしい過ごし方をしました。
青い空、白い雲、心地よい音楽、おいしい食べ物、澄んだ空気。
ゆったりとした至福の時間を味わいました。
ふと思いました、「平和やなぁ〜」と。
連休前は、どこかからミサイルが飛んでくるとか、挙句の果てには、ミサイルにサリンを搭載できると物騒な話が報道されていました。
しかし、連休中、首相はゴルフを満喫しており、日本中でたくさんの人が連休を謳歌していました。
日本中が平和でした。
5月3日で、日本国憲法が施行されて70年が経過しました。この間、世界ではたくさんの争いがあり、多数の方が殺し、殺されました。そうした争いごとを、日本国憲法があったことで(憲法を改正したいと思おうが思うまいが)、日本人は知恵を絞って回避し、70年もの間、平和な時間を積み重ねてきました。感情的に争いごとに参加するほうが、きっと簡単で、感情を抑え、知恵を絞って何とかするほうが難しく、大変だったはずです。それでも70年間という時を積み重ねてきたのです。
今の憲法が「押しつけ憲法だ」という理由で改正を求める方々がいます。しかし、70年間という長い年月の中で、日本国憲法は改正されることがありませんでした。憲法改正が結党時からの目標である自民党が、長年政権を担ってきたにもかかわらず、憲法が改正されることはありませんでした。
憲法は、多くの国民に受け入れられ、平和を維持するという結果を出し続けてきたからです。
連休が明けて、毎日、仕事に追われる日々です。これも平和があってこそです(すべての人が完全に平和になったら、私の仕事はなくなってしまいますが。。。)。
「2020年に改正を」といった話もでています。しかし、私は、日本国憲法が80年、90年続くことを願い、できることをしたいと思います。
弁護士 牧