広島
5月29日に広島に、ジャニーズのNEWSのライブに行ってきました。
5月27日にアメリカのオバマ大統領が広島の平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花し、スピーチをしたこともあり、修学旅行以来、原爆ドームと平和記念資料館に足を運びました。
私がまず、驚いたのは海外からの観光客の多さです。
年齢層問わず、平和公園には多くの海外の観光客の方の姿を見ました。
ところで、原爆投下に対する、興味深い調査結果があります。
アメリカの「YouGov」という調査会社が行ったアメリカ人の意識調査の結果によると、広島と長崎に原爆を投下した判断が正しかったと回答した人は全体の46%で、間違っていたと回答した人は29%でした。
しかし調査結果を年齢別に見ると、
18〜29歳:「間違っていた」45% 「正しかった」41%
30〜44歳:「間違っていた」36% 「正しかった」33%
45〜65歳:「間違っていた」21% 「正しかった」約55%
65歳以上:「間違っていた」15% 「正しかった」65%
引用元:https://today.yougov.com/news/2015/07/22/a-bomb-legacy/
この調査から、若年層と高齢者層との間に原爆を投下したことへの自国に対する意識の差があることがわかります。
日本との戦争を終結させるために必要な手段であった、という意識がアメリカ全体の根底にあると思っていましたが、徐々にその意識が変わりつつあることがうかがえます。
平和記念資料館には来館者のメッセージが残せるノートが置いてあります。そのノートには、海外の観光客の方が残された、平和を願う気持ちや資料館の展示品への感想で一杯に埋め尽くされていました。
平和を願わない人はこの世界のどこにもいないとは思いますが、平和な世界に進むためのベクトルの違いが衝突を生んでいるのだと思います。
原爆ドームが平和な世界のための、全世界共通の象徴となるといいのになあと思いました。
事務員 E