いま守るべきもの!
今年は女性参政権70年の年で、先日「2016国際女性デー大阪集会」がありました。オープニングで舞台に参加し、合唱指導しながら会場の方たちと一緒に平和の歌をうたいました。女性の集会なので、男性は数人でしたが、老若男女で会場はほぼ満席。平和についての関心の深さがあることに安堵しました。
次に女性3人のコンサートもあり、その歌声は若いだけあってとても艶やかでうらやましかったです(私たちの合唱団は高齢化がすすんでいます 笑)。
講演は京都の女性弁護士の「戦争法前・戦争法後〜私たちに何ができるか」という内容のお話でしたが、女性弁護士の経歴がおもしろい。小さい頃からグライダーが好きで、パイロットを目指して大学では航空部に入った。パイロット試験での成績は優秀で2番目。卒業後24歳の時に渡米、だけど女性というだけでどこの航空会社にも就職できなかった。日本に帰り、暫くフリーターをしていたが、伊藤氏と出会い伊藤塾で法律を学び、憲法に目覚め、平和についても学びながら司法試験に挑み、合格。そして今の事務所で弁護士として活動。結婚、子育てしながら弁護士活動されています。このような経験をする中で、就職でも結婚でも家庭でも女性が差別されている(憲法14条・平等)ことに怒っておられました。
講演では、現政権の危険性について話され、憲法と法律の違い、憲法で一番大事なことは基本的人権の尊重(13条)であるが、いまその「個人の尊重(13条)」の(公共の福祉に反しない限り)を(公益及び公の秩序に反しない限り)に変えて枠をはめてしまうことや、PKO法(集団的自衛権)の危険性、昨年強行採決した「戦争法」を阻止するため「2000万人統一署名」を達成しよう、というお話でした。憲法についてもっと学習し、この宝(憲法)を守りつづけることが大事だと思いました。
事務員 U