イロドリ便り

当事務所の弁護士&スタッフが、日常の由無し事を綴ります

とびだし坊やを壊さないでください

 家の近所で、5年ぶりに七夕まつりが開催されました。

 7月7日の少し前から、まつりのエリアには、たくさんの短冊が飾られて、いつも歩く場所が少し期間、たくさんの人の願いでいっぱいになりました。

 

 

 愛犬ハルは、短冊に興味はないようで、自分が進みたい方向に、好きなスピードで歩くので、じっくりと短冊を見ることはできなかったのですが、

 

 「にじゅうとびが百回できますように」

 「ぴあの発表会でまちがえないようにがんばりたいです」

 「りょうりをつくりたい」

 といった決意・抱負のようなものがあれば、

 

 「お金がたくさんたまりますように」

 「お金持ちになりたい」

 といった今の物価高での切実な願望もありました。

 

「世界が平和になりますように」

「戦争がなくなりますように」

 といった戦争がなくなって欲しいという短冊が、大人の文字でも、子どもの文字でも、いくつもありました。

 数年前だったら「コロナがなくなって欲しい」というような願いがたくさんあったのだと思いますが、今は、世界のいたるところで争いがあり、連日、ニュースとしても取り上げられないくらい当然のようにたくさんの人が亡くなっています。そういうニュースに慣れてしまっている自分がいることを、短冊を見ていたら感じました。

 

 「とびだし坊やを壊さないでください」という短冊があって、小さな子の安全を守る「とびだし坊や」を無くさないで欲しいという思いなのかなぁと思いつつ、「とびだし坊や」のようにクルマを気にすることなく車道に飛び出すハルにもつながっているのだと思いました。

 

 *近所の「とびだし坊や」

 

 今日も世界は、欲望・野望・願望・希望、様々な思いで動いているようです。

 「戦争がなくなりますように」という短冊が無くなれば、せめて少なくなって欲しいと思います。

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