イロドリ便り

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新元号の発表を受けて

先日の平成31年4月1日に新元号が発表されました。

 新元号は「令和」です。
 5月1日からは「令和元年」が始まります。
 今まで、元号の由来には関心を持っていなかったのですが、これを機に少しだけ調べてみました(ネット検索レベルの知識ですが)。

 「令和」の由来の前に、もう少しで終わりを迎える「平成」の由来を確認しておきましょう。

 平成の発表時に小渕恵三氏が説明した「平成」の名前の由来は、次のとおりです。
 「内外、天地とも平和が達成される」という意味。
 戦後の日本にとっては、平和が達成されるという「平成」に込められた意味はとても重要なものであったと感じます。
 幸いにも、「平成」の世において、日本国内が戦争により蹂躙されることはありませんでした。一方、世界に目を向けると、まだまだ、平和が達成できたとは言えない現状もあります。
 日本で生まれた時点で、一定以上の平和が保障されていることに感謝しつつ、これからも、平和が続くよう、出来ることがあれば、少しでもお手伝いできればと思います。

 さて、「令和」の由来についてですが、安倍総理は、次のように説明しました。
 「令和には人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められております」
 「悠久の歴史と香り高き文化。四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように。一人一人の日本人が明日への希望と共にそれぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいという願いを込め、令和に決定しました。」
 安倍総理の説明を聞くと、美しい自然や素晴らしい文化のあふれる日本ならではの元号のように思えますね。
 「平成」と違い「令和」の由来は、平和を直接意味するものではありませんが(実は昭和の由来も平和に関係しています)、全ての人の中で、文化が生まれ育つには、世の中が平和でなければなりません。そういう意味では、「令和」には、「世の中が平和でありますように」との願いも込められているように思います。
 5月1日以降、「令和」に込められた意味や、願いが実現される世の中になるように願いながら、私も仕事を精一杯頑張っていこうと改めて思いました。

弁護士 西川 裕也

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