イロドリ便り

当事務所の弁護士&スタッフが、日常の由無し事を綴ります

目に見えなくても

 毎年、夏は仕事の合間をぬって音楽を聴きに行きます。
 音は、目に見えるものではなく、形に残るものでもありません。
 物理的なものではなくても、音を楽しんだ記憶や気持ちはずっと残ります。ときには、その記憶や気持ちが、日常のつらいことを乗り越える活力にさえなります。

 法律家の仕事も目に見えるものではありません。「権利」や「義務」などと言ってますが、これは目に見えるものではないですし、法律相談をしても、何か物理的なものを依頼者の方に提供するわけではありません。
 目には見えませんが、「権利」や「義務」というのは、最終的にはとても大切なもので、依頼者の方の日常を支えるものです。ときには、法律のアドバイスが、相談者の人生を守ることもあります。

 よい音楽を聴くと、きっと素人の僕ではわからないような緻密な作業や大変な努力を注いで作った音なのだろうなぁと感じます。
 法律家の仕事も、一般の方には、なかなか理解しがたいところがあるのですが、それでも依頼者の方がしんどい問題を乗り越える一助となるようなアドバイスができるよう、毎日の努力を怠らず、精進したいと思います。

 私事ですが、この8月で42歳になりました。すっかりおじさんです。。。。
 お祝いされる年齢ではないのですが、健康で年を重ねていることには感謝しないといけないと思ってます。
 小学三年生の姪っ子がくれた誕生日プレゼントです。

弁護士 牧 亮太

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